ロシアとの協力

<< 目次

1) 目的

共同戦略プログラム及び強化された手続による環境対話の強化

2) 法令

2001年12月17日欧州委員会告示――欧露環境協力 [欧州委員会2001年772号確定 - 官報には搭載されていません]

3) 概要

欧州委員会の見積りによれば、ロシアとの環境対話を強化しなければなりません。したがって、この告示においては、使用可能な道具立てについて説明するとともに、共同行動プログラムを提案しています。

この告示においては、以下の既存の環境協力構造について説明しています:

  • 1997年に施行された欧州連合・ロシア間のパートナーシップ協力協定。この枠組において、すでに環境分野の共同作業プログラムが採択されています。
  • 1999年6月に決定された欧州連合の対露共同戦略:この中では、天然資源の持続可能な利用、大気汚染の撲滅及び廃棄物管理が掲げられています。
  • 2000年10月に設置された欧露エネルギー対話
  • TACISプログラム
  • 「北部局面」(Northern Dimension)の枠内で設置された環境パートナーシップ
  • ロシア及び欧州連合が参加している国際的な環境フォーラム及び環境協定

この告示の補遺においては、欧州連合のすべての対露環境援助手段について記載されています。

欧州委員会は、既存の〔環境協力〕構造をパートナーシップ協力協定の枠内に組み入れるよう働きかけています。これらの協力構造は、常設的な性格を持ち、フレクシブルでよく調整されていて、十分な人員及び金銭を受けるものであるべきです。

パートナーシップ協力協定の枠内において採択された作業プログラムは、有効性を失いませんが、拡大されなくてはなりません。そのことは、既存の対話を強化していく流れにおいて実現いたします。

強化された対話は、以下の分野に狙いを定めて、これを扱います:

  • エネルギー源の持続可能な利用、及び、特に京都議定書の施行に関連した気候変動の撲滅
  • 国民健康の改善。その際、まず第一に、飲料水網における既存の問題を解決しなければなりません
  • 資源の効率的利用
  • 環境監視の強化
  • 環境保護に関する公衆の意識喚起及び情報提供
  • 国際的協力及び多国間環境協定の実施
  • 北部局面の枠内における協力及びドナウ川居住者、黒海居住者及びカスピ海居住者同士の協力
  • 利益関心を同じくする天然資源の持続可能な利用

4) 施行措置

〔記載なし〕

5) その他の作業

〔記載なし〕

原文最終更新:2006年4月10日
著作権